手術後の近視の戻り

レーシック手術後に近視が元に戻ってしまう!?

角膜をレーザーで切除する屈折矯正手術を受けた後、しばらく経ってから視力から近視に戻ってしまう「近視の戻り(リグレッション)」を起こすことがあります。この近視の戻りが起こる原因は、角膜の治癒による屈折の変化です。屈折矯正手術では、エキシマレーザーで角膜を削ります。

これは、視力矯正という立場から見れば“治療”なのですが、角膜を削るという事実は、実は立派なケガです。そのため、ケガを負った角膜は元に戻ろうと回復します。すると、この時に角膜上皮が予想以上に厚みを回復して、手術で平面化させた角膜の屈折が元に戻っていき、徐々に手術前の近視状態に近づいてしまいます。これが「近視の戻り」です。

PRKやレーゼック、エピレーシックの術式では戻る可能性が

このような近視の戻りが起こりやすいのは、角膜上皮をはがしてレーザー照射を行うPRKや、フラップが術後にはがれて角膜上皮が新たに再生するレーゼック(Lesek)・エピレーシック(Epi-Lasik)です。これらの手術では、角膜上皮を取り除くか、あるいは結果的に新生させることになり、元々再生能力の高い角膜上皮が予想以上に厚く再生することがあります。これらに対して、角膜上皮をフラップとして残すレーシックでは、再生能力のない角膜実質層をレーザーで削るため、近視の戻りが起こる可能性は低くなります。

もしも近視が戻ってしまったら…?

近視戻りになってしまった場合でも、角膜の厚みが十分に残っていれば、追加で矯正手術を受けることができます。多くのクリニックでは再手術の可能性は約5%であるとしており、手術後、数年間は無料で再手術を行っている眼科もあります。

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