レーシック手術とフラップ

フラップとは

フラップとヒンジ

フラップとは、最終的に角膜を覆うフタとなる部分です。
レーシック手術では、できるだけ痛みを抑えるために、痛覚の鋭い角膜上皮層をフラップとして残し、痛覚の鈍い角膜実質層を切除します。
 フラップは、角膜の表面を薄く切開し、一部を角膜と繋がった状態にします。この部分をヒンジといいます。

フラップの作り方

レーシックとイントラレーシックの違いは、このフラップの作成方法が違うところです。レーシックの場合、マイクロケラトームという電動メスを使用しますが、イントラレーシックにおいてはイントラレーザーというレーザー機器でフラップを作成します。
 マイクロケラトームとイントラレーザーでのフラップ作成の大きな違いは、ブレード(金物の刃)を使用するか、レーザーを使用するかということです。

マイクロケラトームとイントラレーザーで作成されたフラップの違い

 フラップの定着

マイクロケラトームとイントラレーザー

マイクロケラトームでは、角膜に対して斜めにメスを入れます。
 斜めにメスを入れることによって、作成されたフラップのエッジも斜めに作られてしまい、角膜の切除後にフラップを戻すと、エッジの角度の誤差分がはみだしてしまいます。

 このとき、フラップの吸着が強ければ何の問題もなく治癒することになり、治癒するに従って眼球表面の段差も無くなるのですが、吸着が弱い場合には、段差がきっかけとなり、治癒する前にフラップがずれてシワなどになる可能性が生まれてしまいます。
 イントラレーザーの場合、レーザーで垂直に切開するため、エッジ部分は直角で、元の位置に定着しやすいのです。このため、イントラレーザーでフラップを作るほうが、ハロ・グレアなどの合併症が起こりにくくなります。

 フラップの厚さ

マイクロケラトームでは、金属の刃で角膜を切開するため、厚さおよそ160μmと、薄いフラップを作るには限界がありました。イントラレーザーの場合、100~110μmのフラップをつくることができ、マイクロケラトームと比べると約2/3の厚さですむことになります。
 フラップの厚さが薄ければ薄いほど、保存する角膜の厚さを確保できることになり、この結果、レーシックよりもイントラレーシックの方が、角膜の薄い方や、近視の強い方でも受けられる手術となっています。

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